このシリーズ大好きなので、楽しみにしすぎて公開初日にイベントとイベントの合間に観に行ったのに、微妙すぎてどうしようかと。
いやこれは前作が偉大すぎた。
元々ドニー・イェンとサモハン好きで観た1作目。
ドニー対ウー・ジン、そしてラスボスのサモハンとの対決が凄まじくて、更に衝撃のラスト。
そしてドニーさん不在の不安もあったけど、それを遥かに超えてきた2作目。
あのド肝を抜かれるアクションの数々を披露したウー・ジンとトニー・ジャー。
何よりも新たなカンフースター、マックス・チャンのカリスマ性!
そして3作目となる「狼たちの処刑台」。
ドニーさんはもちろんだけど、ウー・ジンもマックス・チャンもいないの?あ、でもトニー・ジャーいるし、このシリーズなら大丈夫かな…て思ってたのに!!
そもそもの間違いはトニー・ジャーがゲスト出演ということを知らなかったこと。
ちょろっと見せ場はあるけど、それで終わり?!な展開に唖然。
主人公は娘を何者かに拐われたルイス・クー。
そしてあまり観たことない刑事役の人。
いや、アクションもそこそこあるし、ストーリーとしてもちゃんと「殺破狼」というタイトルを踏襲してるんですよ。
でも前作と比べちゃうと全てにおいて見劣りしてしまう。
特に酷いのが悪役。
1作目にしろ2作目にしろ、とにかく悪役に華があった。
だからこそバトルがアツく感じられたし、カタルシスも感じられた。
でも今回のメガネと元傭兵!
お前らはダメだ!
ぜんっぜん魅力を感じないし、最後まで小物感が凄まじかった。
せめて「96時間」とか「マイ・ボディーガード」ばりにめちゃくちゃやってくれれば最高だったのに、意外と淡々としすぎてたのも盛り上がりに欠ける一因。
たぶんこれ単体で観ればそこまで悪い作品ではないんだろうけど、シリーズとしては1番ダメだったかな。
こうなったらもうスコット・アドキンスの出演も決定した「イップ・マン4」に期待するしかない。