ak

若おかみは小学生!のakのネタバレレビュー・内容・結末

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます


SNSで話題になっていたので観ました。泣ける!ということだったので、正直そんなに?と思って観始めたら、開始すぐに衝撃的な場面がさらっと流れて、いやいや待って!とびっくりしました。

主人公のおっこがほんとに小学生か?というレベルで、人生経験値を積み過ぎてるような気がして、ほっこり観るというよりはどこかでガス抜きしてほしい…と祈りながら観てました。その要素がウリ坊たちだったと思うので、その場面はとても愛らしく観ることが出来ました。
ただ、中盤からラストがほんとに畳みかけがすごくて、何故普通の小学生にここまで背負わせる必要が?神様何故…と辛くなる一方でした。特にグローリーさんとの車内のシーンは、軽くトラウマレベルでした…。

おっこが皆のために頑張る!といって奮闘するのを応援するのが普通かもしれませんが、若おかみとして頑張れば頑張るほど、等身大のおっこは誰が癒したり支えたりするんだろう…と思っていたらエンドロールでした。映画を観て、感情がこんなにめちゃくちゃになったのは初めてでした。一度も泣くこともなく、悲しむこともなかったおっこが、ようやくラストで吐き出すように泣いてくれて、そのシーンに安心すらしてしました。

良い作品でした!とでは絶対に括りたくなくて、どうやってまとめたらいいか複雑な作品ではありますが、とりあえず甘く観始めると、痛い目にあう作品、と書いておこうかなと思います…!笑 児童書でこんな内容のものをするんだ…!と驚きと衝撃をもらった作品でした。
ak

ak