DORATARO

バーニング 劇場版のDORATAROのレビュー・感想・評価

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)
4.4
2時間以上脳内かき乱された挙句、頭を鈍器でぶん殴られるような体験。純文学っぽいと思ってたら村上春樹原作でした。空虚な主人公がコケティッシュな幼なじみと再会しその彼女に翻弄されていくのだが、そこに謎の金持ち男が加わり、奇妙な三角関係が始まって。三者三様にして最後まで曖昧なキャラクター像。主人公の視点から描かれる在るものと無いもの区別がつかない世界。言葉の裏にある真意に気づけるかどうかってことなのかもしれない。彼女はどこに消えたのか。”ビニールハウスを焼く”という言葉の意味は。あれこれ考えても正解には辿り着けない。真相は我々の心の中に。こういう映画好きぃ〜
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