一度見ただけではなかなか解釈が難しい。何だかなぁと思いつつ鑑賞後にネットでいくつか考察を読んだが、どれが正解なのかは見た人の感性次第ということか。
村上春樹の原作は未読だが、本作は短編を基に大胆にアレンジしているとのこと。
色んなところに布石が敷かれており、それらを踏まえて注意深く再見したら、きっと新たな解釈が見つかりそう。
それが監督の意図するところか。見事に策略にハマってしまったようだ。
ベンを演じるスティーヴン・ユァンの醸し出す何となく怪しい雰囲気がいい。どこかで見たなと思ったら、ウォーキング・デッドのグレン役の彼ね。懐かしい。
彼の主演作「ミナリ」も見てみようかなと思う。