毒戦 BELIEVERのmmsanのレビュー・感想・評価

一面雪の場面からの美しく不穏な冒頭シーンに心を掴まれ最後までずっとその緊張感が途切れず。観終わった後の重厚感、と同時にじんわりと来る寂寥感。贅沢だなー。
狂人たちのオンパレードでややもすればド派手な抗争シーン満載となりそうなところ、チョ刑事の人情味あふれる人物像のおかげで刑事サイドの人間ドラマも充実、謎めいた青年ラクとチョ刑事の場面は意外にもエモーショナルの連続で二人の関係性が良い。ラク役のリュ・ジュンヨルはほとんど表情変わらずなのに、心情がきちんと伝わる。惹きつけられた。