たく

ビリーブ 未来への大逆転のたくのレビュー・感想・評価

ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)
3.7
女性蔑視の厳しい時代にハーバード大で学んで弁護士を目指したルースが女性差別の法律を正そうと闘っていく実話が基になってて、取っつきにくい話を見やすく作ってたね。
なんたって妻に対する理解が半端ないアーミー・ハマー演ずる夫が素晴らしすぎる。

独身男性が申告した介護費用が税控除されないという一見取るに足らない過去の訴訟を逆手に取って、男性に対する逆差別を突破口として裁判で追求していくのが見どころ。
時代の制約から悲願の弁護士になれなかったルースが弁護人として初の法廷に立つ前夜の模擬裁判のシーンで、周りに煽られて争点を性差別全般に拡げちゃう負け確定の展開が手に汗握った。

フェシリティ・ジョーンズは「博士と彼女のセオリー」が印象に残ってる女優さん。娘役のカイリー・スパイニーがどっかで見たなーと思ったら「パシフィック・リム: アップライジング」だった。
監督のミミ・レダーをググったら女性なのが納得。「ペイフォワード」の人とは知らなかった。「ピースメーカー」「ディープ・インパクト」は未鑑賞。
たく

たく