西田千夏

ジュディ 虹の彼方にの西田千夏のレビュー・感想・評価

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)
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『オズの魔法使』でJudy Garlandを見た時に彼女の存在を知って、彼女にも、この作品にも興味を持っていました!


これはRenée ZellwegerによるJudy Garlandの半生を見る映画…、だけどなぜか、崖っぷちで落ち目時な女性を演じることが多い印象がある。
↑Renée Zellwegerさんの話。



大半は、Judyの晩年を描いてるものの、断片的に彼女の子役時代も併せて描かれる。

幼くしてミュージカルのスターとして注目を浴びるも、大人からは食事制限と薬を与えられる生活。彼女が幼かった頃、「大人は怖くない。」と感じたことや自由を感じたことはあっただろうか。
ただ歌って踊ってれば良いだけのように扱われたJudy。

だからこそ、「スターだけどあなた達と同じ人間よ」の台詞には強い説得力を感じました。

そして、
「心とは、どれだけ愛したかではなく、どれだけ愛されたかである」は、Judyをいかに表している言葉でもあると思う。


芸能人ではない我々からすれば、
スターという存在はやはり異次元の元と捉えてしまい、身近な人でもないので誹謗中傷、ありもしない噂、イタズラをしても良いと思っているのかもしれない。
けど、その裏でスターは自分の抱える苦悩や葛藤、そしてその他プレッシャーから来るストレスで本当に心も体も疲れてしまうと思う。


Judyの気持ちがすごく分かる気がするし、
共感する部分があった!


でも、Judy Garlandの当時を描いてるのに、
携帯電話が今時のiPhoneか携帯の着信音(?)だったのが気になった。




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