「オズの魔法使」の主題歌「虹の彼方に」で知られる女優ジュディ・ガーランドが、47歳の若さで生涯を終えた半年前のロンドン公演の日々を中心に描いた作品です。
レニー・ゼルウィガーが主演。
ジュディ（レニー・ゼルウィガー）は子供のこから舞台に立ち、太らないためにハンバーガーも食べさせてもらえず薬漬けの少女時代を過ごす。
1年間、ランチはチキンスープだけでピザも食べさせてもらえない時期もあった。
やがて精神的にも不安定になり、短気で我儘なジュディはアメリカでは活躍する場がなくなり、借金を抱えて住む場所も失ってしまう。
1968年に、金を稼ぐために二人の子供をNYに残してロンドン公演のために旅立つ....
華やかな舞台の裏でうつになり精神的も肉体的にもボロボロとなったジュディ。
最愛の子供も彼女との転々とした生活ではなく前夫との定住を望み、最後はビタミン注射とノドの抗炎症剤を服用しながら舞台に立つ。
そんなスランプに陥った時でもいつも彼女を応援してくれるゲイのカップルが有難く、彼女が心に詰まって「虹の彼方に」を最後まで歌えなかった時もナイスフォローで心温まります。
彼女の苦難に満ちた人生が描かれており、歌手として母として一生懸命生きようした彼女の孤独な人生に涙です。
「皆さん 愛してるわ 私を忘れないでね 約束よ」
”心は どれだけ愛したかではなく どれだけ愛されたかが大切だ”「オズの魔法使」より
2023.1 NHK BSP で鑑賞（字幕：稲田嵯裕里）
2020.2 有楽町の試写会にて鑑賞
第92回アカデミー賞で主演女優賞を受賞（2020年）
第77回ゴールデングローブ賞で最優秀主演女優賞を受賞（2020年）
