緊急事態宣言だの、リモートワークだのと、まったく思わなかった頃に映画館で見た映画。
もう遠い昔のことのように思える。
ブリジット・ジョーンズの頃とは違い、ステップアップした演技力。
かなり突き詰めてジュディを作った感じ。
実在の人物を演じるって、容易なことではないだろうと思った。
子供に電話をした時、どんなに辛かったことだろう。「ふつう」の幸せを望んでいながら、悲しい決断だったと思う。
ラストのあの歌は、幸せを探しに希望を持つ歌ではなかった。
どうしても手の届かない幸せに、つらく悲しさでうちひしがれて絞り出すように歌う、痛みを感じる歌だった。