このレビューはネタバレを含みます
レディー・ガガが演じたアリーと比較する記事を見たけど、まったく別物だと思う。
アリーは、悲恋の成功物語と言ったところか。
ローズは、地に足が着いた生活臭のあるストーリー。ままならない自分の生活と、カントリー歌手として自立したい思いと。
何よりカントリーに対する強い思いと夢。
ローズの母親の強さが現実に引き戻す。
愛のある強い言葉が、印象的。
ハウスキーパー先の奥さまも、ステキな人。
ローズは、きらびやかなスターを目指していた訳ではなかったことに気づいた。もがいて足掻いて悩みつつ着地点に辿り着いた。
近年、歌にまつわる映画が多いようだけど、ブームだろうか。
災害やコロナウィルスで、暗いニュースばかり。世界的にストレスフルになっている時に、前向きに生きる一服の清涼剤のよう。
こんな時代だから、歌とかアートとか、私たちが無意識に望んでいるのかもしれない。