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2人のローマ教皇のkuraraのレビュー・感想・評価

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)
4.0
今年始めの頃だったか、もうずっと前に見た。

この国特有の多神教のあいまいな宗教感しかなかったから、バチカン宮殿の中まで想像が及ばなかった。

ふたりの会話の中で、何度も罪を侵したというが、それは、法律を侵したわけではなく、自分の心の中のルールであり良心が許すかどうかのルール。

心の痛みと向き合い、祈りを捧げ続ける。
苦しみ深く、孤独で葛藤する役割だったことを知った。

穏やかなふたりの会話。過去を振り返るシーンはとても悲しかった。

このコロナで、聖職者の方々が何名か、祈りを捧げるために出向き、亡くなられたニュースを見た。
また、"罪"を背負って悲しい思いをしておられるのだろうか。
この、映画を見た後だったから、そんなことを考えていた。

そういえば、YAMAHAのピアノを弾いていたけど、ヤマハの町の映画館で観たのだったっけ。
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