戦時中のポーランドを舞台にピアニストと歌手の儚いロマンスの行く末を描いた恋愛映画。
2022年95本目。
まさしく時代に翻弄された人たちの遣る瀬無い運命をモノクロの退廃的で美しい映像で描いた作品でした。設定上音楽が占めるウェイトも大きく、独特で幅広いジャンルの音楽も注目ポイントの1つだと思います。
肝心のストーリーに関しては、戦時中という状況がそうさせている部分はあるとは言え、ヴィクトルもズーラもお互い振り回し合っていて、あまり共感はできませんでした。個人的にはロマンス映画らしい誠意を2人から感じることができなかったです。