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COLD WAR あの歌、2つの心のZhivagoのレビュー・感想・評価

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)
4.5
引き込まれる。モノクロ、歌、男と女、社会主義国家、東西冷戦、亡命。題材が豊富なこともあるが、引き込まれる。
 カメラワークがいい。
 口数が少ない。徹底的に抑えた演出。そこがいい。そもそも口数の多い人間は苦手だ。寡黙。そこがいい。こういう作品を観ると言葉ってなんだろう、セリフってなんだろうと思う。
 バレエではないが、まるでバレエをみているかのような気分になった。セリフのないドラマ。あるいはサイレント映画のようだ。
 観たあと静かなバーでゆっくり余韻を感じながら飲みたくなる。(実際、敢えて空いてる静かなバーを選んで飲んだところだ。)
 近年流行りの冷戦下東側諸国映画。冷戦下の東側の人々の人生って謎だ。だから知りたい。どんどんこの種の映画を作ってほしいものだ。。その時代を生きた人々がまだ存命のうちにどんどん作ってほしい。
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