こもり

ブラック・クランズマンのこもりのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
3.8
黒人刑事ロン(ジョン・デヴィッド・ワシントン)とユダヤ人刑事フリップ(アダム・ドライバー)が白人至上主義団体KKKクークラックスクランに潜入捜査するエンタメシリアスクライムサスペンスinコロラド州,1979年あたり ロン・ストールワースの同名回顧録を原作とする
・人種差別をテーマにしながらもコミカルさもあるため重苦しい映画が苦手な人でも最後のちょっと前までは楽しめそう
・KKKが映画をきっかけに再興したように この映画が反人種差別運動の起爆剤になることを願って作ったのかなーと思うのだけど スパイクリー監督に両肩掴まれて おい!観てるか!これがいま!現在!起きていることなんだぞ!おい!!聞いてるのか!!どうだ!?お!?お!?と熱烈に語りかけられてるかのようなしんどさがあった
・はちゃめちゃ強烈
・スパイクリー監督こわい
・観た人の心を思うがままに動かす能力を持ったクリエイターこわい
・主義主張に正当性があろうがフィクションとドキュメンタリーの垣根をぐちゃぐちゃに壊しちゃいかんと思うので、ノンフィクションをベースにしたエンタメストーリー×歴史に根ざした差別×暴力的なドキュメンタリー映像(人種差別抗議デモに参加した女性が白昼堂々〜〜される実際の映像)をセットでお出しするやり方に疑問を感じないこともないがしかし あらゆる意味でよくできてるから嫌いになれないし。現代はそういう垣根ぐちゃぐちゃ映画がトレンドなのかなと思うなどした
クアーズ🍺 🍷チーズディップ 新聞でメンバー募集するKKK☎︎←年会費10ドル支部費15ドル、ロープと覆面代は別途 『国民の創生』
「高等教育を受ける諸君が黒人の美とは何かを定義すべきなんだ それがブラックパワーだ 細い鼻の者に黒人の美を定義させるのか?薄い唇で白い肌の者に?ありえん 諸君は違う 我々の唇は厚く鼻は広い髪は縮れている 我々は黒人!我々は美しい!」、「お前ワスプ(WASP)のつもりでいるだろ 白人(W)アングロサクソン(AS)プロテスタント(P) 色の薄い黒人も白人のつもりでいる 奴の話に腹が立たなかったか?ならなぜ関わらない?」