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存在のない子供たちのcompmuaのネタバレレビュー・内容・結末

存在のない子供たち(2018年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

ゼインの演技がうますぎると思ったら、出演者のほとんどがリアルにこういう生活を強いられてる人達と知り、さらに気持ちが重くなった

時に諦めたような視線で大人びた表情を見せるゼイン
彼が実際にそれをリアルに経験して知っているから出せる表情だと思うけど、それを引き出した監督の手腕にも脱帽

難民や貧困の子供の労働、虐待、強制結婚があることを知ってはいても、こうして子供の目線から語られると他人事としてしか認識してこなかった自分に気づく。
遠い国の出来事ではなくラヒルの問題なんかは今の日本の実習生問題と一緒だし、貧困問題はここまで酷くなくても日本でも起こりつつある問題で


映画の中のゼインも、リアルのゼインも救いがあったけれど、この悲惨な現実から抜け出せない子供の方が多いのだろうという現実が恐ろしい


と、なにを書いたところで所詮偽善、所詮他人事視点からにしか思えず、ずっと下書きに入れたままだったけど見た記録として残す
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