コーディー

ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうたのコーディーのレビュー・感想・評価

3.9
娘の旅立ちは応援してやりたいけどもう少しだけ2人で音楽を作りたい父。そんな父のダダこねに呆れながらもいざ即興で音を合わせれば没頭しセッションで通じ合う。変化を前にこれまでの楽しい事辛い事、そして未来。全部の想いを詰め込み刻む父娘渾身のビート!良い映画だ〜

昔ながらのレコード屋を営む元バンドマンの父。音楽に囲まれ生きてきた彼が愛娘の才能に触れ共に音を奏でる。そんな父の嬉しそうな表情にキュンとくるし移ろう時間の物悲しさ、ニューヨークなのに静かな海辺の町レッドフックのゆったりした空気もかけがえのない時間を包む。

タイトルにもなってる〝Hearts Beat Loud〟を始め2人が演奏する曲がどれも最高で映画観ながら踊り出したくなったwカーシー・クレモンズの歌声もホントに心地良い。父との絆や淡い恋、そんな濁りのない爽やかな感情がそのまま曲に載る。90分ちょいの尺ながら父娘の間を繋いできた音楽の力を存分に感じた。

‪サーシャ・レーン、トニ・コレット 、テッド・ダンソンとこの町の人たちが皆んな粋でカッコ良過ぎるしロックンロールでw素敵!