星野源で犬童監督なので鑑賞。
優しく気弱で頼りない主人公が知恵を絞って苦難を乗り越える話とても好き(王様のレストランとか)
キャラがとても星野源にあってたし、やらざるを得ない状況で良さが出るのだけど、本を燃やす描写とか人柄の描き方が丁寧でとても良かった。
ところどころ、力を出すためや気持ちを合わせるためとか気分がいい時にみんなで歌うシーンがあるのだけど、てやもんや三度笠的で古き良き日本人の大らかな感じが出ててとても好き。
連れてはいけない侍たちに必ず迎えに来るからと、いつ来るとも知れない朗報がついに来た時はカタルシスだし、待たせる苦労もあろう、と言える方も言わせてしまう方もすごいなと思った。
高橋一生の荒っぽいキャラでの殺陣がものすっっごくかっこよかった。
このシーン見る為だけにも一度映画館行ってもいいくらい。
ミッチーもいろんな役がはまるなー。品があるから殿様もぴったり。
それにしても、あれだけの荷物を人力で歩いて引っ越しって昔の日本人は逞しい。
真面目なんだけど程よくコミカルで、人情味のあるとてもいい映画でした。
歌の振り付け萬斎さん。
エンディングがユニコーン！
