綾

天国でまた会おうの綾のネタバレレビュー・内容・結末

天国でまた会おう(2017年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

『天国でまた会おう』という題名に惹かれて。
実は何年も前から図書館で見かけては美しいなあと思っていたタイトルなんです。原作を読んだことはないのでまた読んでみよう。

青い鳥が羽ばたくシーンが忘れられない。

はっとしたのは、突然のことに驚いたから、だけじゃない。あまりに美しくて、息を呑んだ。
青い鳥の瞳も涙も忘れられないな…なんて美しいんやろうと息が止まってしまった。悲しみも切なさもやるせなさも何もかも忘れて、あの瞬間、スクリーンに魅了された。

洗練されていてアーティスティックで “映画らしくて”、すごく良かったなあ…
出てくる仮面、衣装、演出、なにもかも凝っていて美しくて、満たされた。

上映中は、青い鳥の美しさにただただ圧倒されていたけれど。映画館からの帰り道、なぜ彼は羽ばたいたんやろうって、考えた。
戦争を起こした者や黙認した者を“殺し”、父と心を通わせ、全てから解放されたのかもしれないな…
綾