今作は、ロバート・デ・ニーロが製作と総指揮を執っている。実在したNYのイタリア系マフィアの物語。
コーザ・ノストラとは、イタリア語で「我らのもの」とか「俺達の世界」という意味があり、イタリアンマフィアが、仲間うちのことをそう呼び合うのだそうだ。
主人公のサミー・グラヴァノが、ガンビーノ・ファミリーの一員となり、徐々に頭角を表し、出世して行く話。
自分の身を守るためには、家族も、友達も兄弟も、ファミリーのボスでさえも裏切っていく非情な世界が描かれているが、家族愛や友情、ボスとの師弟愛についての描写がほぼないので、感情移入することができず、全く引き込まれなかった。
デニーロが指揮を執るだけでなく、出演してくれていたら、違った印象になっただろうにと思う。
レビュー数が、ひどく少なくて驚いた。