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アラジンのMoDのレビュー・感想・評価

アラジン(2019年製作の映画)
4.3
アラジンのアニメ、アラジンのキャラデザが汚らしいのと全体的にダークで欲望全開な感じが子供心に凄く嫌いだったんだけど映画の序盤はその雰囲気を存分に残しつつマジでそのまんまに再現。再現度は物凄いけどやっぱり好きじゃない空気感。
同じく好きじゃない下手くそ日本語ミュージカル展開もそのまんまだったけど、そこは英語に切り替えて観たら結構いけた。VHSの頃はそんな機能なかったもんね
その中で気付いたけど、英語がアメリカ英語じゃなくて多分あっちの方の人が喋る英語で、日本語吹き替えのホールニューワールドの「ワールド」の発音とかもそれに寄せてるね。

アラジンはイケメンに。汚らしくなくていいよ!
ジャスミンは超美人に。胸元に目がいっちゃう。目がパッチリで凄く綺麗。
ジャファーもイケメンに。ばいきんまんが変装したアンパンマンみたいな見るからに悪人顔も好きだけど実写だからこれくらいがいい表現なのかな。もうちょい凶悪さ欲しいけど。
王、リアル頭身でチビを表現。◯
アブー、最初は猿すぎてビビったけど途中から表情が出てきたのでセーフ

ジーニー出現から話の展開がガッツリ変わる。ジーニーは個人的に好きなディズニーキャラ2位だから山ちゃんの声で聞きたくて忙しく吹替に切り替えてた(好き1位はチェシャ猫)。ヒップホップやらファンタジーランドやらメタ発言をガッツリしつつ登場シーンで毎回笑わせてくれて好きなジーニーがそのまま現れたという感じ。侍女もジーニーに釣り合うような面白キャラだった。

絨毯のシーンは綺麗だったりハラハラしたりでどれも感動する。アニメでは完全に惰性だったスピーチレス(ジャスミンの歌)はメインテーマになれるくらいカッコよくアレンジ。演者だけ動いて周りのものがゆっくり動いたり止まってたりするグレイテストショーマンにもあったアレ、好き。
あとジャファーに弄ばれるシーンをカットしたのは良かった。あれマジで長いもん。巨大イアーゴとのチェイスで、最初のつまらない評価がプラスに転じた。
最後の魔人ジャファーを倒すところはアラジンの機転だけじゃなくてジーニーがグルになってる改変がされてて、よりワクワクが増してた。
あと意味わかんないんだけどジーニーを解放するところで泣いちゃった。歳かな?ウィルスミスの演技が上手すぎたのかな?
で、最初のシーンに繋がってうおお!適当に見てたから全然気づかなかったー!って感動した。よく考えたらアニメもジーニーの声した商人が出てきてたもんな

ただ、最後の解放されたテンションで、グーフィーの帽子かぶって花火出しながら月になって爆笑するメチャクチャなジーニーも見てみたかったなーって。
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