kyohei

七つの会議のkyoheiのレビュー・感想・評価

七つの会議(2018年製作の映画)
4.2
ポスターから漂う日曜劇場のオールスター感…
濃厚な映画体験でしたよ。

映画館のスクリーンに写し出されるドアップの顔は迫力がありましたよ…
正直、会議シーンばかりなんですけど、なんか嫌な方で共感しましたよ…
改めて、これが会社員と言う奴なのか…と思いました。
あと、ドーナツ喰いたくなった…

売り上げを上げる為に、安全性能を無視して不正に染まっていく会社…

しかも、それは長い年月を経ての体質…
社会だったら非常識、でも会社の中だったら常識には、う~むと思いました。

隠蔽やら闇改修で乗り越えようとする…
一本のネジの強度の問題から、会社の全体が見えてくる…
結局は下請けから親会社まで繋がっているシステム構造の闇を感じましたよ。

野村萬斎(ぐうたらしてるんのには、やっぱり悲しい過去があったのね…)、香川照之(悪役かなぁと思ったら違いましたね…必死働いた果てがこうなると思うと…)、片岡愛之助(パワハラシーンは迫力あった…)、鹿賀丈史(全ての元凶)、北大路欣也(漂うエンペラー感)等の顔芸対決は迫力があった。

そんな中で、及川光博と朝倉あきには、癒されましたよ。
kyohei

kyohei