♯126 私は香川照之の顔芸が大好きです。
池井戸潤の小説の映画化
冒頭の営業部の会議で登場人物の描写と相関関係と圧倒的な顔芸で一気に引き込まれます。部署間の確執や自分達のポジションを守るための社内政治、出世レースからドロップアウトし社内で自由に振る舞うぐうたら係長の謎。様々な事象がノンストップで展開していくストーリー。
◆良い点/注目ポイント
・ビジネスを扱う洋画はNYのウォール街のバンカーやファッション誌の編集室又はシリコンバレーのスタートアップなどあまり自分に縁のない世界なのであまり登場人物の気持ちに共感できませんが、邦画はその点に関しては非常に優位です。
◆改善点
・TV局の作った映画なので登場人物の歩いている時のカメラワークや、常にBGMを流す手法など映画というよりは2時間ドラマのクオリティです。
◆総括
・小説からではのシナリオと日本の伝統芸能と縁の深いキャスティングがうまく融合した作品でした。
-2020年 126本目-