RYUYA

記者たち~衝撃と畏怖の真実~のRYUYAのレビュー・感想・評価

3.5
たまたま見た予告編にあった「字幕監修・池上彰」に魅かれ鑑賞。その7文字は「ゲストに伊集院光がいる時の水ダウ」ぐらい信用できるので。

9.11後、2002年、ブッシュ大統領が「イラクは大量破壊兵器を開発および所持している」と非難し、まさにイラク侵攻が始まろうとしていたアメリカの、スーパー弱小新聞社が「それウソじゃね?」と勘ぐり、取材を進めていくお話。

そんな簡単な話じゃないだろうけど、引きこもってるだけのニートがいたとして、「あいつは爆弾を作ってる!」って決めつけられて勝手にSWATが襲撃する、みたいな話だからニートはかわいそう。イラクはクソだけど。

この映画のいいとこは、記者たちの奔走を描きつつ、出征する1人の青年もサブプロットで描いているとこ。そうなんだよな、攻めると決めたら、誰かは傷を負うのよ...。あと、今作のマジさを伝えるべく、監督のロブ・ライナー自身がメインキャストで熱演してる点。これかなり貴重。
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