ぼうるちゃん

魂のゆくえのぼうるちゃんのレビュー・感想・評価

魂のゆくえ(2017年製作の映画)
3.6

途中までは、涙ぐんだりもしていたけど、だんだんと落ち着いてくる。

とはいえ、ドッグウィル的なカタルシスでまとめられたりしなくて、少しホッとした部分もあった。

信仰について考えるとき、自分に閉じて考えるなら、あのアマンダさんが言っていた、確か「小さい頃から教会に通っていた。だから知らないところに行くと、必ず教会に入る、なんとなく安心する気がする」というようなことを言っていて、自分も欧州に行くと、キリスト教でもないけれど、それにすごく近い感じになる。

そういう向き合い方なら、帰ってこれる場所になりえるなと思うことだった。

しかし、映像が本当に自分が人んちに行った時みたいなリアリティが感じられて、びっくり。欧州で人の家にお邪魔する時は、たいてい雨か曇りだったのかもしれない、というようなことを思い出した。

それにしても、神父と夫の掛け合いが、露悪的な自分と友達とのやりとりみたいで身につまされた。