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ランガスタラムのBaadのレビュー・感想・評価

ランガスタラム(2018年製作の映画)
3.4
最終日に滑り込みました。力のこもった映画でしたが、ヒロインがあのサマンタさん。私このかたどうも苦手で・・・

脚本とか脇役の演技や配役はいいんだけれど、肝心の主演の二人を見ていてもイマイチワクワクしないというか。

特にサマンタさん、私なんでこの人がスターなのかイマイチ理解できない。アイテムガール出演のプージャ・ヘグデさんと共に、顔立ちは美人なんだけれどイマイチオーラにかけて見ていて楽しくない感じでした。オーラという点ではチッティのお母さんとかおばさんに負けてる・・

あと、ラーム・チャランさんもこれが演技開眼の映画だとすると意外と芸幅は狭いんだなあ、と感じました。

無学な村人役なのでこれでいいのかもですが、チッティの行動は理解できても感情移入はしにくかった。

お兄さん役とプレジデントとか村人を演じた人たちは素晴らしかったです。特にお兄さん、このポジションにここまで演技力ある人を持ってくるのはすごい。

あと、ちょっと演出間延びしてた。この内容なら二時間半に収まるのでは?というか、編集し直して収めてほしい。

見てよかったとは思いましたし、コップを洗っとけがこういう方向に繋がっていたのか、というのはなるほど、上手いなあ、と思いましたが。

とにかく最初から不穏な感じがする画面作りで、その不穏さが最後まで覆らないというすごく疲れる映画でした。

ヒロインとアイテムガールがもう少し明るい雰囲気の人たちだったら、楽しんでみられたかもしれませんが、いかんせん地味なので、見なきゃいけない映画をひとつ消化しましたという感じで終わりました。

映画館で見る必要もなかったかもですが、家だったら間延びしている前半は飛ばし見したかも。
サマンタたんの変顔、あんまり見たくなかった・・・

なんだろう、ボリウッド映画だと、「キャストに罪はない、演技素晴らしかったけど脚本が・・・」
と思うことが多いんですが、これは主演二人の演技に難があって、逆だったなあ。

やっぱりボリウッドほどスターになるための競争は激しくないんだろうなあ。脇役はちゃんとしてたけど・・・
後、音もイマイチで聞きにくかったです。
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