2021年28本目
前作から3年、待望の続編。
ガチ勢すぎて孤狼祭(コロフェス)なる先行上映会で鑑賞。
前作同様序盤から、令和の時代に攻めたシーンの連続。
コンプライアンスなんか糞食らえ!地上波放送する気ゼロ、その意気や良し。
一度観たら忘れられないほどインパクト大な演出(檻のやつとか…)もあり、『凶悪』といい白石和彌はこういうのが本当に上手い。
個性溢れるキャラクターを嬉々として演じる役者陣は総じて最高で、特に評判通り鈴木亮平が段違いの怪演!
日本映画史に残る悪役上林の"何するか分からない感じ"がとにかく怖く、こんな奴絶対に身近にいてほしくない。TOKYO MERとか二度と観れない。
最後まで振り回されるチンタ演じる村上虹郎や、"おいしい"役の斎藤工も個人的にツボ。
最初から最後まで楽しかったし大好きな映画だけど、役所広司(ガミさん)の不在がかなり痛い…。
松坂桃李も十二分に頑張っているけどやっぱり迫力とリアリティに欠けるし、終盤のカーチェイスといい作品自体の迷走感が否めない。
何よりラスト。
前作はあんなにも最高だったのに…。