ゆう

真実のゆうのレビュー・感想・評価

真実(2019年製作の映画)
4.0
是枝監督初日仏共同制作作品。
特別版を鑑賞。

記憶は曖昧なもので時が経てば脚色されてしまう。自分の記憶なんてあてにならない。事実と真実は似て非なるもの。

この映画は母娘の和解の物語でもあり、ファビエンヌがサラの呪縛から解放される物語でもある。

カトリーヌ・ドヌーヴがどこか樹木希林さんのようだった。
イーサン・ホークは渋カッコイイ。
みんなの会話が魅力的。ファビエンヌとリュミール。それぞれの想いが交差する。
言葉を交わさなければお互いの想いは伝わらない。
母と娘の確執を描きながら万引き家族ほど重くなく、軽やかに観れる心地よい余韻が残る作品でした。
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