ゆず

メン・イン・ブラック:インターナショナルのゆずのレビュー・感想・評価

3.5
ポップコーン食べながら観るとポップコーンおいしい。



◆好きなところ

肩乗り従者ポーニィ、顔シワだらけなのになんか可愛い。「ユア・マジェスティ」とか言ってくれる。

攻撃するとフワッとなって攻撃が効かない謎の敵。フワッとなった時の星雲のようなのが綺麗で少しゾクゾクして良い。コズミック☆お兄さんず

妖艶にして冷酷非道な悪女を演じたレベッカ・ファーガソン、露出少なめの衣装であの色気はヤバい。(あれか、クレオパトラを想起させるからか)しかも3本腕。腕が3本もあったらいろんなとこをファーガしてもらえて妄想が膨らムンムン。



◆一方で…

過去作の犬とか虫とかをもう完全に「義理」で出してるのが分かる。

アメリカでエージェントになっていきなりロンドン支局に飛んで組織の闇を云々という…アメリカの意味…。

はい「メン&ウィメン・イン・ブラック」いただきましたー!…みたいな、形だけの薄い主張。



◆まあやっぱり私もKとJを引き合いに出してしまうけどさ…

父と子ほども年の離れた彼らのやり取りだから面白味があるし、泣かせられる部分もあったのかも。HとMの関係は男女の友情を目指していたのかな?

ロンドン支局の疑似親子たるハイTとH、正直彼らの過去の方が魅力的に思えるが、回想でしか語られない。ハイTを主役級にすればもっと良かったかな?

Mは、独力でMIBに参加する面白い経歴なので、幼女時代から丁寧にやってほしかったかも。
Mの教官がハイTだったらなお良かった。(益々アメリカの意味…)
全体的に、MもHもハイTもしっかり掘り下げていないのかも。
ついでにハイヴも掘り下げてほしかった。



◆なんだかんだ次も見るだろうけどな!

ロンドン支局にもまるでKとJのような名コンビがかつていたことが明らかになったのは収穫と言ってよいかと。
つまり、エージェントの数だけドラマがあるということだね。A〜Zまでの26の英雄譚と、ハイA〜ハイZまでの26の英雄譚もあるかもしれない(笑)作品によってはシリアスでノワールなMIBもあるかもしれないし、エージェントとエイリアンが恋に落ちるラブコメや、突然エイリアンの幼児を預かることになり新米パパとして奮闘するハートフルなヒューマンドラマとかもあるかもしれないし、男が出てこないWIBもあるかもしれない。
本作「インターナショナル」が繋いだのはロンドンだけでなく、そんな未来のメン&ウィメン・イン・ブラックなのだと考えると、今後の展開に期待はするよね。期待できるってだいじ。
それともその期待は「ド派手に裏切られる」のか?
ゆず

ゆず