北米の高校に通っていた若者が言っていた。マリファナやってる子は普通にいて、マリファナに限らず明らかに薬物が身近な環境にあると。
環境因子を念頭に、手を出すきっかけとなる決定的な動機が特に描かれていないところが“明日は我が身”的に感じられた。エンドロールのメッセージと共に深く受け止めなければいけない。
前半はやや単調でも後半のドキドキペースは見応えあり。パパの演技以上に彼のセリフ「この子はいったい誰なんだ(うろ覚え)」に苦悩の全てが詰まっている。このセリフに相応しい別人格を演じきれていないティモシー・シャラメが残念…