このレビューはネタバレを含みます
施設から逃げ出した少女は、農家の夫婦に保護され幼少期を過ごす。不景気で細々と暮らすが、母親の認知症が進行し治療費を含めお金が必要に。そこでオーディションの宣伝を友人に紹介され(優勝すると3億円!)その友人のサポートを受けながらオーディションに出るが、そこで疲労した特技をきっかけにあらゆる人から追われることに…
半分以上は後半の流れをさらに加速させるために、いかに平和に平凡に暮らしていたかという日常パート面が強め。
所々違和感や幼少期の「なにかの出来事」が頭を覗かせ、その答え合わせに向かって一気に話が展開されていく。
いわば遺伝子を弄って優秀な人間を生み出そうとした研究の産物として優秀な能力を持った主人公が産まれているが、それを危険視した側が殺害しようとしたり、作った側が利用しようとそれを妨害したり…
主人公は巻き込まれているように見えるが、本当は全て主人公が意図的に仕組んで全てを引き合わせているのが面白い。
超能力バトル系に発展していく。
