ゴロフキン

The Witch/魔女のゴロフキンのレビュー・感想・評価

The Witch/魔女(2018年製作の映画)
3.5
 上映はシネマートだけ、朝の9時半の一回きりという嫌がらせみたいな開始時間にもめげずに見に行った甲斐があった、と思います。(歯切れは悪い)

 アクションが凄いという評判をどこかで読んだけど、そこはそれほどでもなかった感じ。女の子本人がアクロバティックな演技をやるというより視点をパッパッパッパと切り替えまくってスピード感あるように見せて、ちょっと何やってんのかわかんないけど血がドシャバシャ出てとりあえず凄え的なシーンが多かったような。ただお話はこちらの思惑とは全然違ってました。色々あって悲しみの果てに復讐する通常のパターンじゃないんです。これは書くと石をぶつけられるのでやめますが、主人公の女の子ジャユンちゃん、こいつは大したタマですぜ。
 他にもパク・ヒスン見たさというのもあったけど贔屓目補正もあってか存在感はさすが。いちいちキメ顔で登場しますがこれといった爪痕は残してなかったような。そういえば『新感染』の野球部兄ちゃんも発見。この前の好青年とは打って変わって、スクリーンから嫌悪感が滲み出るような敵役を好演してました。
 ちなみに主人公の親友の女の子のキャラが最高。この役者さん誰でしょう? とにかく呆れるほどのハイテンション。ウザいのを通り越してもうそれは魅力という、なんとも印象的な役です。主人公よりも可愛いし、序盤の30分で早くも勝手にMVP決定です。

 ラストのラストの本当の最後のシーンで一気に話が大ーきく膨らみます。そう、自分知らなかったけどこれまさかの3部作でした。正直今作は助走段階って感じで、真価発揮は次のような気がします。監督のパク・フンジョンって見た作品今のところ全部当たりなので、続編も、いや続編は大いに期待できそうな気がします。
 
 あとシネマートさん、次回作からは上映回数もっと増やしてね。
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