贅肉

ランボー ラスト・ブラッドの贅肉のレビュー・感想・評価

3.5
理屈を超越し感情で行動すると共に全部ぶっ壊れ孤独になっていく様に「ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー」のジェームズ・カーンを想起した。先住民を麻薬カルテルに仕立てた「捜索者」で、年老いても身を切って表現し続けるシルベスター・スタローンの力を感じる一作。S・クレイグ・ザラーのバイオレンス西部劇小説「Wraiths of the Broken Land」にも似たプロット。地雷で敵数を減らす発想なんかまんまザラーの方にもあり、ザラーがもし観ていたとしたら、後々の血みどろも合わせて嬉々としていたに違いないと勝手に妄想して楽しんでいる。性奴隷の救出をゴアゴアに装飾した映画なんて、現代的に考えると相当トチ狂ってると思うが、「俺が観たいのはこういうのなんだよ!」と鼓舞させてくれる。スタローン!ありがとう!
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