こーべい

THE GUILTY/ギルティのこーべいのレビュー・感想・評価

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)
4.0
最初の30分は大傑作の予感。
ただ途中はやっぱりさすがに少しだれた。でも後半ぐぐっと2つの事件を絡める力技はなかなかおもしろかった!

あまりレビューなど読まずに鑑賞することをおすすめします。

警察の緊急通報司令室の電話番をしているアスガーがコールを受けるだけで作り上げた1本。
基本的に電話の音だけを頼りに事件を推測するので「試されるのはあなたの想像力」とのコピーは上手いと思う。

①電話越しに起こる誘拐事件をどのように解決するか
②アスガー自身に関わる事件とはいったい何なのか

見ている者は、2つの事件を同時並行で推理することになる。

①は基本的に電話からの音を頼りに推測するのだけど、②についてはヤコブ・セーダー・グレン演じるアスガーの表情から読み取ることになる。
一見、的確な対処をし、優秀なオペレーターのように振る舞う彼だが、彼の表情や同僚とのやりとりに垣間見える小さな疑問がやがて彼の過去とつながっていくところが「ミステリ〜」てなる。

すぐにキレて物にあたる、短気で電話を一方的に切る、、などなど。
とにかくアスガーみたいなやつが職場にいたら嫌だ。