てるる

ライリー・ノース 復讐の女神のてるるのレビュー・感想・評価

3.5
母は強し。

家族を殺された母親が復讐の鬼となる姿を96時間の監督が描く。

オールナイト明けだったこともあってちょいちょい寝落ちしちまったけど、多少寝ても全く問題ない。

復讐ものが大好きなんだけど、こういう映画の醍醐味って復讐するまでにどれだけ悪役にヘイトを溜められるかだと思うんです。
これが溜まれば溜まるほど復讐を達成した時にカタルシスが得られるわけで。

実行犯とか無罪にした裁判官とか検察とか、そのあたりの復讐があっさり。
なんなら殺す場面もなかったり、誰々が死んだらしい、くらいしか出てこないやつも。

あとは殺しを命令した黒幕を追うのがメインだけど、黒幕も誰かの部下だし、幼い娘いる設定とかにしちゃうもんだから全然復讐のカタルシスが感じられない…。

ジェニファー・ガーナーがこの映画のためにネイビーシールズと訓練したり、総合格闘技を習ったりしたということでアクションは頑張ってるのに、ストーリーが追いついてきてない。

つまんない訳じゃないけど、もうひと越え欲しい!もったいない!て感じ。

でも原題のペパーミントの意味を知ると泣けるなぁ( ′̥̥̥ ⌑ ‵̥̥̥ )
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