エンドロールから始まる映画。その時にはまだ「あれっ? ひょっとしておもしろいかも…」と若干の期待。
でも、そこからはひたすら奈落の底へのつまらなさの波状攻撃。とりわけ中だるみした中盤の退屈さは特筆もの。
極め付けはラストの目薬演出の幼稚さ加減。リズム無視して点眼するところまでだら描写しておまけに手元の本のタイトル! 観客にどんな人たちを想定しているのかよくわからないけど、あまりのあざとさに声に出して笑ってしまった。
結局は、クスリによる「地獄極楽」感を外的な映像だけでなぞろうとする表面的な底の浅い映画でした。