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ハロウィンのarchのレビュー・感想・評価

ハロウィン(2018年製作の映画)
5.0
この作品を愛する人達への最高の贈り物だったのだと思います。
自分はちょっと前に前作を観たばかりのにわかですら、最高の興奮を感じました。
前作への圧倒的リスペクトの数々。車での首絞め、学校の窓から覗く不審者、男は壁に串刺し、部屋の間取り、昼間歩く道全てが前作を連想させ、この作品は正統続編であると物語っています。
特に刺さったのはローリーがブギーマンを家の中で追い詰めるシーン。
前作では追われる身だった彼女が40年間、奴を殺す為だけに家族を犠牲にしてまでも来る"ハロウィン"を待ち続けたのです。まるでサラ・コナー。
そして相対して追い詰めるローリー。その場所はなんと40年前に追い詰められた部屋と同じ間取り。そして白のクローゼット。かつてとは逆の立ち位置となり追い詰めるもベランダから落とされる。
このシーンも前作ラストの意趣返しになっていて最高でした。
そっからの「Gotcha!」と「Happy Halloween!」で自然とガッツポーズが出ない奴は人間じゃない。
「ブレードランナー」や「トレインスポッティング」などの数十年ぶりの続編の中で1番ぶっ刺さりました。
果てしなく好きです。

もし欠点を言わなければというならひとつ。
マイケルさん、1人殺し忘れてますよ?あのクソゴミ彼氏がノウノウと生きてますよ?あとでぶっ殺しといてください。お願いします。
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