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ロケットマンのtottsunのレビュー・感想・評価

ロケットマン(2019年製作の映画)
4.0
「ロケットマン」🎬34
少年レジナルド・ドワイトは、両親が不仲で孤独だったが、音楽の才能に恵まれていた。エルトン・ジョン(タロン・エジャトン)という新たな名前で音楽活動を始めた彼は、バーニー・トーピン(ジェイミー・ベル)と運命的な出会いを果たし、二人で作った「Your Song/ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」などヒットナンバーを次々と世に送り出して世界的な名声を得ることになる。
監督が「ボヘミアン・ラプソディ」と同じ監督ということで比べられがちですがこちらも負けず劣らず音楽のパワーで訴えてくる、込み上げてくるものがたくさんありました。
正直エルトンジョンに関しては知識が乏しく「ピアノ・イギリス人・ゲイ・派手好き・ライオンキングの曲作った」ということしかまともに知らずどういう経緯でスターになっていったのか知らなかったので新鮮でした。最近ではそれこそ「キングスマン2」とか「SING」の中でタロンエガートンと一緒に出演してたり、彼が役として歌っていたり急に少し身近になったかな。でも私の中ではずーっとおじさんのイメージだったけど彼が成功を勝ち得たのは23歳の時だったのね。
冒頭のシーン、彼はエンカウンターグループの中に現れ幼少期をはじめ過去を振り返りますが…5分ほどで私の気持ちは揺さぶられます。
最近こういう映画を見ることが増えて(アルコール、ドラッグ、ギャンブル、SEXなどさまざまな依存症)自分はそこまでのレベルでは無いけど彼の気持ちが痛いほどよく分かりました。だからちょいちょい涙が流れて気持ち掴まれて苦しかったです。
「ハグして欲しい」「愛が欲しい」そういうのを与えてもらえる環境ではなかったので本当に自分の幼少期を重ねました。(今はあの時得ることのできなかった何かを求め、取り戻すかのように過ごせているので感謝ですが…)
本当に色々な映画を見てて思うけどトップにたどり着くような人ってみんなからは羨まれるけど本人はどこか孤独で一人で闘ってもがいてるんだな。って毎回思います。
エルトンもまさに父親、母親、マネージャーなど優しさを愛を受け取りたいだけなのにうまくいかない。
彼の才能は本当に豊かで天才だけど…
幼いレジーをハグしてるシーン良かったな。
I'm still standing!この曲って本当に力強くて良い曲だと思う。
最後のPV再現は思わず笑ってしまった!
ママとおばあちゃんは見始めてすぐ分かりました。それにしても突飛なママだったわー。
幼少期のレジー演じてた子も最後写真のそっくりさ加減に驚き!!
映画って本当に良いものだと思う。未知な世界を見せてくれたり今まで自分が見てきたものを肯定してくれたり…
今回も映画好きで良かった!と本当に思いました。映画館で出会えて良かった。
私的には☆☆☆☆かな。
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