2024/1/28(新文芸坐)4.2
追記。学生時代に京都で観て以来。感性が変わったのか、今となっては武映画の中でもトップに好きだ。こんなアート映画を日本から出すには他業種の成功者でなくては不可能なのだろうか。露悪笑いと軽快な掛け合い。ヤクザを美化せず、話の通じない、獣として淡々と描く。前半の草野球集団、ヤクザとの因縁、沖縄で武登場。異なるジャンルを観ているようなミックス感。長回しオンチカラオケ&ビール瓶二発に感嘆笑い、同性愛嫌悪的に苦笑いしつつ指詰め「忍耐」で更に畳み掛ける。「お前俺の舎弟とやりやがって」は面白い&理不尽で怖いの丁度良さ。ヒットからの走者追い越し、お前もっと早く走れよ、とにかく台詞が良い。女性陣が「都合の良い」存在過ぎるのは意図的なのだろう。白昼夢のような映画。
