小松菜奈、門脇麦がフォークデュオ「ハルレオ」を組んで、これにローディとして、成田凌が加わる。曲は、秦基博とあいみょんの書き下ろし。でも、客入りはイマイチのようで。監督は、塩田明彦。前作のロマンポルノリブート作品、「風に濡れた女」は、男女の関係を摩訶不思議に描いてて、間宮夕貴の使い方に呆れた(いい意味で)って、覚えがある。本作でも、バンド内の微妙な恋愛関係が描かれる。中古レコード屋のシーンやローディのシマが襲われた翌日の緑が鮮やかな地のシーン、このあたりのレオとシマの関係性がゾクゾクしていいんだけど、その他は、なんか中途半端。このバンドがツアーするロードムービー感とか、解散する？しない？とかが中心で、恋愛関係は重きを置いていないのかな。
でもね、フォークデュオのハーモニーは結構いいね。なんか新鮮な感じがして。それと、いろんな歌を歌ってそうで、実は3曲なんだよね。こんなとこも上手く見せている 。
全体を通して、いいとこもあるんだけど、あれれってとこもある。これが塩田監督流ってことなんだろうけど、やっぱり波長が合わないんだよね。
