麻薬密輸組織の一網打尽を狙って、取り引き現場に張り込んだ香港国際警察のチェン刑事は、組織を牛耳るチュウの美人秘書を監視し、逃走を図った一味を執拗に追跡、何とか逮捕にこぎつけた。
だが、証拠不十分で釈放されたチュウは手下として働いていた警察の内通者を殺害、チェン刑事にその容疑を着せてしまい…。
麻薬シンジケート壊滅に奔走する国際警察特捜隊員の活躍を描いた痛快ポリスアクション。
ジャッキー映画の入門にお奨めな作品。
麻薬組織壊滅のために戦う刑事の活躍を描いたアクションです。
刑事の日常を描くコメディパートと、序盤の失禁する刑事や、罠にはめられ署長を人質に取る展開など、事件の陰惨なパートのバランスがチグハグな印象を与えますが、それを補って余りあるのが怒濤のアクション。
最初から最後まで息をもつかせぬアクションの連続。
ミラクル・プロジェクトAに並んで中期ジャッキー映画の傑作です。
ストーリーはべただけど、なんかテンションの高さを維持するにはよい感じ。
ジャッキー本人がお気に入りと公言するだけあって、スタッフに「ガラス・ストーリー」と呼ばれたデパートでの死闘、冒頭のバラックを破壊して突っ切るカークラッシュ、傘を使ったバス乗りスタントやラストのポール滑り降りまで、全盛期のジャッキーがアイディアと肉体の全てを叩き込んだ力作です。
一番の見所は何といっても最後のデパートでの大乱闘シーン。
とにかくチェン刑事が敵を相手にこれでもかって言うぐらいにガラスを割りまくる。
さらにデパートのポールに飛び移るシーンなんてジャッキー・チェンにしかできないほどの大迫力。
でもジャッキーは本当は高所恐怖症なので、このシーンはめちゃくちゃ恐かったらしく…本番が始まった時にはもう死ぬかもしれないと思ったそうだ。
しかも2回飛び降りたらしく、飛んだ後の記憶がないらしい。
バスを追い詰めるところもかっこよかったです。
車の前に飛び出して銃を向け、寸止めでバスが止まるところ。
最後のNG集ではバスが突っ込みすぎてジャッキーが逃げてました。
おーこわ。