つぐみ

凪待ちのつぐみのレビュー・感想・評価

凪待ち(2019年製作の映画)
3.5
全然思ったよりサスペンスではないしどちらかというもドラマに比重を置いている。けど、なーんか芝居臭くて仰々しくていまひとつハマれなかった。

しかし白石監督は地方の風景を描くのが本当にうまいなあ。
孤狼では呉、日本で一番悪い奴らは札幌、彼女がその名を〜は大阪市内よりちと南側、凶悪は茨城でひとよはどこだっけ…
都心ではない、かといってめちゃくちゃ過疎地でもないエリアの温度や質感を生っぽく感じさせてくれるのって、絶対都会育ちの作家にはできない芸当だと思う。

香取慎吾さんは汚れ役は本望だったんだろうけど、行動原理が謎すぎて私の大好きな地方どん詰まり感を抱くには至らなかった。どっちかというと中居くんに演じてもらいたかったかも。

「怒り」以来に見た佐久本くんが変わらず最高だった〜、美波が傷物にされなくて良かった…すずの二の舞にならなくて済んだ…
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