このキャッチコピー考えた奴映画観たのかよ〜的外れにも程があるw
負けや喪失を繰り返し荒んだ男の心を穏やかにするのは万車券の一発逆転なんかじゃなく結局は痛みや無力感を引っさげ越えていくしかない、愛に触れられるなら尚更。手っ取り早い勝ちの味を求める郁男の愚かを自覚しながらの破滅的な生き様、香取慎吾の悲愴にひたすら凪を祈る。良い映画でした。
まあこのドン詰まりにして郁男は恵まれ過ぎなとこもあるけど喪失の辛さを痛いほど知る石巻の人々の平穏に生きることへの重みみたいなのも重なって見えた。心無い悪意もあるけど逆風を乗り越える術や止まった時間を進める力が人にはあるという温かさにホッとする。あと喧嘩シーンは全部良いw
抜け出せない社会の底辺でくすぶる人々の描写はお手の物といった感じの白石和彌監督。喪失に追い討ちかけてくる悪意により壊れるか、それでも再生するかなんて人との繋がり、愛の有無、境界を越えてしまう些細な引き金が世知辛い。まあシリアスな内容やけど黒田大輔のアレ連発とか笑えるとこも多々w
基本的に香取慎吾は声が可愛いから荒ぶった時に慎吾ちゃんがチラチラ顔を出してたねwまあでも郁男はこれで良いと思うし悪い人じゃないので柔らかさも丁度良かったと思う。宮崎吐夢演じる元競輪仲間もこういう役やらせたら天下一品だなw
それにしてもツイッターに感想あげたら慎吾ちゃんファンからのイイね&RTが止まらずwファンの力は偉大だねw
