ガブXスカイウォーカー

ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

3.9
安定のジョニー・イングリッシュシリーズ第三弾。
主人公ジョニー・イングリッシュは相変わらず数分に一回のボケをかまして笑いを誘う。さらに前回欠席だったジョニーの忠実な部下、ボフも再登場。明らかにジョニーが無能だとわかっているのについてくる献身ぶりがおかしい。しかも今回は原子力潜水艦の女艦長と結婚までしており、事件解決に大きく貢献してくれる。

今作は『アナログの逆襲』と言うサブタイトルの通り、徹底してアナログ対デジタルを描く。アメリカは敵のサイバー攻撃に翻弄されまくるが、皮肉にもハイテクに適応できないアナログ人間、ジョニーのドジっぷりが世界をも救うという、ありがちな展開である。クライマックスでジョニーが重いヨロイを着込んでヨロヨロと動く無様な姿はまさにアナログの象徴と言えよう。
ただ爆笑させるだけではなく、アメリカの指導者の無能さ、ネットが切れれば簡単に世界が滅ぶ脅威をギャグに変換して訴えている脚本はさすがだ。今作こそアメリカの明日が描かれているのかもしれない。
ジョニー・イングリッシュシリーズにはずれなし!