この映画の優れた所は、原作者に嫌われていたキューブリックのシャイニングと、原作のシャイニングの世界観を見事に融合させたことだろう。
キューブリックの数々の引用とともに、映画版シャイニングでは知ることの出来なかった"シャイニング"(←タイトル)という能力にもしっかり触れられていたので世界観をより深く知ることができた。
個人的にグッと来たのはダニーとジャックの再開のシーン。
ジャックを演じていたのはジャックニコルソンではなかったが、横顔に関してはほぼ本人じゃないか?と思うくらい似ていた。
会話から察するに、ダニーが幼いころ味わった恐怖は、未だに彼にこびりついて取れないのだろう。
だが、ダニーは未来ある少女を助けるべく禁断の棺を開ける。
例え、亡霊の国の住人が自分を飲み込もうとしていても。