ふう

アルキメデスの大戦のふうのレビュー・感想・評価

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)
3.8
私は、好きな役者さんの笑顔の演技が大好きで、

ロビン・ウィリアムズの優しい笑顔、
ウィレム・デフォーの郷愁感のある大人な笑顔、
エル・ファニングのあどけない幼い笑顔、
浜辺美波ちゃんの屈託のないエロ目笑顔、
堺雅人の全てを諦めて壊れそうな笑顔、
ディック・ヴァン・ダイクの柔らかい、人を愛する、今の幸せを喜ぶあの笑顔、

数えきれないくらいに大好きな笑顔があって、
そのなかに入るのが、菅田将暉のあの眩しい少年の笑顔でして。

今回も、堅物でありながら、キラッキラした目で美しいものに触れ、測り、笑みをこぼす。
あの笑顔を見るために、毎回菅田くんの映画を観に行っているといっても過言ではないです。

今回も素敵な輝きを見せてくれました。
そして、その輝きがラストにつながるこのストーリーも大好きです。

ただ、気になるのは、
なんとなく無理のある、ふに落ちていないような演技が垣間見れるところ。上手く言えませんが、何となく違和感を感じるのです。

私は彼は天才であると思っているので、願わくば、その器用な技術のみでその輝きをうしなわないでほしい。
そして、彼の一番を引き出してくれる環境であってほしい。

彼が演技を一生続けてくれて、スクリーンであの笑顔を見せてくれたら、その人生を追いかけていられたら、そんな素敵なことはないな、と思うばかりでありました。
ふう

ふう