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映画 としまえんのこどものレビュー・感想・評価

映画 としまえん(2019年製作の映画)
3.5
おかあさんが「ゆかちゃん強いのねぇ。なんで生きてる時に別の方向にそれ出せなかったかなぁ」って言ってて妙に納得してしまった。強くて弱いのが人間だ。
北原里英が「ありがと〜♡」って言うとどうしてもアイドルっぽくなるのが笑える。
いちばん怖いのは竹中直人が変顔をする為にワンシーンだけ出演したことだが、序盤のお化け屋敷のシーンで「ガチ心霊風」の女の顔が映り込んでいるのに、それを誰もレビューで触れていないのが次点で怖い。

つまらなくなかったが、終わり方クソホラー映画オブザイヤー。
エンディング後の演出も全く要らん。
最後の3人組の1番右にいたやつの壊滅的なしまむらファッションセンスに全てを持っていかれる。

それにしても、平成の終わりかけに撮られた映画なのに、描き出された「JK像」が妙に「平成的アイコニック」だったのが興味深い。数年前に撮られた映画のはずなのに、まるで2000年代後期のキャピキャピJKを見せられているようで、少しだけエモくなってしまった。
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