マッツミケルセンの『残された者 -北の極地-』がアイスランド産だったせいか、動画配信のオススメに出てきまして。
全人口が35万人程度の小国アイスランド。純アイスランド産の映画は珍しいそうなので観てみましたが、これが思いも寄らぬ秀作で自分好みの映画でした。
警察組織の汚職と戦う新人警官の姿を軸にしたクライムサスペンスという王道でありながら、悪役の裏社会の男達にも焦点を当てたハードボイルドものでもあります。
主人公の新人警官役のダリ・インゴルフソンという俳優さんが、ライアンゴズリングに激似で最初驚きました。
主人公ハンネスは特殊部隊に志願するも実技試験に落第し父親のコネで内部調査室の警官として勤務することになります。元名警察官の父親に恥じぬよう立派であろうとするハンネスがもがきながらも正義を貫こうとする姿は非常に人間臭くリアルです。
また、頼りになる特殊部隊の隊長やわけありで現場から内勤にされた凄腕の女性警官の仲間の存在も大きく、その点も面白い。
登場人物が多くて、劇中で細かい説明が無いから最初混乱しましたが、何度か見返してストンと自分に落ちた時、ラストは何とも言えない感動に包まれました。
めちゃくちゃここでの評価低いし、ジャケ写から想像するようなアクションもそんなに無いから、もしかしたらこの気持ち分かってもらえないかも…🥺