過去鑑賞
俳優志望の悠二(藤原季節)は人生うまくいかず行き詰まるような陰鬱な日々を過ごしている。ある時、同級生と偶然出会ってから青春期の忘れられない友達、佐々木の記憶が蘇っていく。
お調子者でインパクト大の佐々木。その表面的な明るさと裏腹に抱える闇の大きさがしんどくて切ない。
この存在感半端ない佐々木役を、高校時代の同級生とのエピソードから、内山監督に映画化の企画を持ち込んだという細川岳自身が演じている。
大人になると誰もが経験する忙殺されるような日常生活。そこに投じられる、一石。
青春時代のみずみずしい記憶が蘇る感じがうまく描かれてて気持ちが突き動かされる思いだった。