Yukiko

アラン・デュカス 宮廷のレストランのYukikoのレビュー・感想・評価

5.0
2020年1月19日
『アラン・デュカス 宮廷のレストラン』2017年フランス制作
監督、ジル・ド・メストル。

ヴェルサイユ宮殿にレストランを持つ一一
という夢をかなえようと精力的に動く三つ星レストランの
シェフ、アラン・デュカスさんの2年間の活動を追った
ドキュメンタリー映画。


・ 料理界に起こした数々の“革命”
 野菜を主役とした料理を取り入れる、
 郷土料理を昇華させる、
 廃棄食品を利用したプロジェクトに協力する、
 恵まれない子供たちのための料理学校を創設する、
 地球と人間を大切にする。

・ 各店のシェフヘの彼の要求
 個性が現れること
 魂が料理を補う。素材や技術の次に貴重なのはシェフの魂だ。

・ 美食産業は“思い出の売り手”

・ 料理哲学
 一皿一皿にストーリーがあり、その主役は食材。
 テロワールに根差し、時代に調和し、伝統と現代性が共存する、
 そして食材に対する敬意とこだわりがアラン・デュカスの料理。
 自然は尽きることないインスピレーションの源。
 畑や牧場、漁場、また厨房においても、リズムを刻むのは自然。
 自然環境に配慮し、持続可能な方法によって得ることのできる
 旬の食材を使う。
 料理人は自然と人間の懸け橋であり、料理を食べる人を幸せ に
 する職人であるべきなのです。


アラン・デュカスさんの料理全般に対して真摯に向き合うその
姿勢に惚れる!
食に関わる人はこうであって欲しいと思う。

料理学校で料理人を育て、真面目で才能ある人を見出し、
自分のレストランで働かせているのだろうな。
双方にとって、それは良いことだし。
精力的に各地の農場を周り、食材を吟味するのも、自分の
レストランにとってもプラス。
3つ星レストランのその理由の一角を見た感じ。
世界の料理界のリーダーですね。
フレンチ大好き❤

ル・ショコラ・アラン・デュカス、チョコレート店が
日本橋にあるようだ。
間もなくバレンタインデー、食べてみたい♡私が。
Yukiko

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