青春グラフィティー、もちょっと若い世代のスラム版て感じかな。
冒頭から兄ちゃんに一方的にボコられてる姿から始まって、スラムの仲間たちは場所がらもあり、ヤンチャと言うにはパシられたりイジメスレスレの描写なのでちょっとエグい。
もっとエモーショナルなグラフィティ作品かと思ってたら、ちょっと思ってたのと違ったというか…早く大人になって見返したい少年、というにはそれ通り越して痛々しく感じちゃいました。
13歳って設定らしいけど、童顔と言われる日本人から見てすら、どうにも小学生くらいに見える主人公なんで余計大人や年上に良いようにされてる感が出ちゃって😅
でもさ、これくらいの歳の頃って、『ひとりで居るよりはずっと良い』みたいなのがあるよね。
中には通じ合える人もいたりもする。
だから近づいてしまう気持ちもわかる。
もう仕方ないよね。ある種の中二病の一環。笑
多分、自分がその年頃のころ、比較的疎外感があったかどうかでこの痛み度数は変わるし、評価も変わるのかなとは思うんだけれど、少なくとも私の場合は、懐かしさの感覚よりは、痛みの方が出てきちゃう作品ではありました。あー、痛い。
そういう多感な時期の経験は、良くも悪くも後まで残るよね、ってことで。